ベルギー生まれのピアニスト・アレンジャー、フランシー・ボランと、1955年以降パリを中心に活躍した名ドラマー、ケニー・クラークの双頭リーダーアルバムです。現在でも特にケニー・クラークはアメリカでスイングやバップ時代から長く活躍した名手として知られていますが、最近ではクラブジャズシーンにおいても根強い人気を集めています。この二人のバンドはヨーロッパで活躍し多数のレコーディングを残していますが、中でもこのアルバムはヨーロッパの一流ジャズメンを加え最高の名作として知られているもの。ベニー・ベイリー、ロジャー・ゲラン、ジミー・デューカー、アイドリース・シュリーマン他（tp）、デレク・ハンブル他（as）、ビリー・ミッチェル、ロニー・スコット（ts）、サヒブ・シハブ（bs）等々書ききれない程の一流ジャズメンが参加しています。冒頭のLong Note Bluesで息継ぎなしでロングトーンを吹くシュリーマンのトランペットは驚きですね。
US Original Atlantic 1404 stereo
ジャケットは経年劣化で擦れがありますが盤はとても状態がよくノイズはわずかで高音質と高い音圧によるビッグバンドのダイナミックなサウンドが押し寄せてきます。
当時のカンパニースリーブ付き