今回の出品は、ハセガワ 1/24 デンソー トヨタ 88C ('89 ル・マン タイプ)です。
1989年、57回目を迎えるル・マン 24時間レースに、伝統とロマンを求めて 23 万人余りの大観衆が集まり、このレースの人気を改めて実感させる結果となりました。トヨタ・チーム・トムスは、1988年に引き続き、3台をエントリーさせました。ル・マンに限らず、当時でも耐久レースは、耐久性と同時にスピードも重要視され、ますます過酷な状況となっていました。それを受けてトヨタ・チーム・トムスでは、最新型の 89C-V を二台投入し、日本車初のポールポジション獲得に闘志を燃やしていました。その中にあって、新たにデンソー・カラーで登場した前年型 88C は、経験と実績が最も大事なものとされるル・マンにおいて、前回２台が12位、24位で完走、WSPC第２戦ディジョンにおいては４位の事績があり、ル・マン初出場の89C-Vとは違った意味で大いに期待されてレースに臨みました。
キットは発売以来、何度かリニューアル再販されたもので発売されたものです。プロポーションモデルとなっていますので、組立にはさして時間はかかりませんので、塗装、マーキングにたっぷり時間を掛けられます。リアも完全に覆われていますので、エンジン、ギアボックスは再現されていませんが全く問題ありません。デンソーのマーキングは大判デカールで再現されており、こちらも再販の度に品質が上がっており、このバージョンでは嬉しい事に世界最高品質のカルトグラフデカールが奢られているのが嬉しいポイントです。既に絶版となっており希少品です。
購入以来、冷暗所で大切に保管してきましたし、剥き出しの大判デカールはビニール袋に入れて密封保管していましたので、極めて良好と思われます。