タオ性科学です。Amazon価格 ￥6,160



道教のマスターによる男性の性に関する興味深い内容が書かれた名著です。



本の価格としては高額に感じるかもしれませんが、「学べる内容の本質的な価値と深さにしては安すぎるくらい」だと個人的に感じます。



日本では性教育や男性の性について、まともな教育がされていないのが現状です。男性の肉体や性の秘密について、真面目に学ぶ場がなく、男性はただ性を快楽の道具として、果ては生命力を奪われ骨抜きにされメディアの奴隷となってしまっている現状について、疑問に感じていないでしょうか。



性行動とは本来、種族の繁栄のために行われるものであり、快楽のために浪費されるものでないということは、誰でも冷静になって考えてみれば分かることだと思います。しかし現代の便利になりすぎた複雑な社会構造上、そうなっていないのが現状です。



これは近年、特にアメリカを中心に広まった「NO FAP」という男性が自慰行為を控えることを目指す運動の起源とも言えます。



本書では、精液の中には現代科学でも分析不可能な生命力が存在しているために、快楽のためだけにむやみに射精することへの警鐘がされており、現代人の活力、集中力のなさの根本原因は精力を放出しすぎているからであると書かれています。

また最近の研究では、ネットポルノによる自慰行為が「自己満足のためだけに頻繁に行われる」場合、前頭前野にまでに悪影響を与えることがあるとも言われています。



この本にはかつての中国の皇帝が何人もの女を抱いても活力を失われないばかりかエネルギーを得て交換するという、皇帝王宮のみに伝わってきた秘伝（精を漏らさずに快楽を得る）の具体的な鍛錬の方法が書かれています。



オナ禁というと、どうしても茶化した印象になりがちですが、これは男性にとって永遠のテーマであり、誰もが真面目に向き合うべき課題です。男性の本能として、着地点としても全く自慰行為をしないというのもまた現実的ではなく、問題のほうが大きいですよね。



この本は、男性の性エネルギーを生産的活動に最大限に活用したいと思っている方、オナ禁に興味関心を持って次のステージに行けない方に最適な一冊です。





状態としては、書き込み、折れ等もなく、程度は通常品、中程度です。



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