三浦綾子　戦国時代のキリシタンの過酷な生涯を描く代表作2本の3冊セット



三浦綾子の代表作「細川ガラシャ夫人」と「千利休とその妻たち」は、戦国時代のキリシタンたちの過酷な生涯を描いたもので、それぞれの主人公が異なる背景と運命をたどります。



①細川ガラシャ夫人（単行本一冊）

細川ガラシャ夫人は、明智光秀の娘であり、細川忠興の妻である玉子の生涯を描いた作品です。父の本能寺の変により家が没落し、彼女自身も様々な困難に直面しますが、キリスト教に深く感化されていきます。戦国の荒波に揉まれながらも、信仰の力で心の平安を保ち続けます。最後は、大坂の陣で豊臣軍に捕らわれるのを避けるために、自ら命を絶つ決断をしますが、その姿は信仰の強さと勇気を象徴しています。



②千利休とその妻たち（文庫本上下巻2冊）

茶道の巨匠千利休の生涯と、彼を取り巻く複数の女性たちとの関係を描いています。利休は、戦国時代の茶の湯文化の中心人物であり、その生涯は権力者との関わり合いの中で波乱に満ちています。特に豊臣秀吉との関係が深まり、最終的には秀吉の命により切腹を命じられるという悲劇的な運命を辿ります。利休を支えた妻たちは、それぞれが異なる背景と性格を持ち、利休の信仰と哲学に深く影響を与えます。彼女たちの存在は、利休の人間性や信仰の深さを浮き彫りにし、彼の生涯の影の部分をも描き出しています。



◇共通テーマ◇

両作品は、戦国時代の厳しい社会状況の中で、キリスト教信仰を貫くことの困難さと、それを超える人間の強さを描いています。特に、女性たちが信仰を支えに困難に立ち向かう姿が印象的です。三浦綾子は、彼女たちの生き様を通じて、信仰の力と人間の尊厳を強調しています。



発行年月日は写真参照下さい。

◇商品の状況

●カバー：あります。②の下巻のみ帯あります

●ヤケ：表紙カバー裏などの白地の部分に若干見られます

●ヨレ、スレ、破れ：表紙カバーや帯などに若干見られます

●折り目：ありません

●書き込み：ありません

●その他、注意事項： 商品は即購入していただいて構いません。チェックの際にこちらで気づいていない瑕疵があるかもしれませんが、中古品ということをご理解の上ご購入下さい。



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