CMソングとして評判を呼んだ「もう海には帰れない」をはじめ、

表題曲や「雨のディスタンス」等を含む全10曲を収録した、

1985年発売の、IRUKAさんの12nd名盤アルバムです。

1981年発売の、小田和正が参加したアルバム『FOLLOW ME』以降、

徐々にロックテイストをサウンドに取り入れながら、

フォーク系からニューミュージック／ポップス系への路線変更を計っていた"IRUKA"が、

当時、中森明菜や杏里、菊池桃子らを手がけ注目を集めていた

林哲司をプロデューサーに迎えた、言わばイルカの異色作。

作詞も秋元康や来生えつこなど、当時の売れっ子を起用し、IRUKAはシンガーに徹している。

そんなIRUKAのハスキーなアルト・ヴォイスを前面に押し出して活かし、

それまでの"イルカ"には無いような大人の雰囲気の良質な楽曲を、

林 哲司が全10曲中7曲を書き上げ、全曲アレンジも施しています。

City Pop色の強い、ザ・林哲司らしいスタイルで仕上げられたこのアルバムで、

IRUKAも「なごり雪」の頃のイルカを知る人には到底想像出来ないほどの

変貌ぶりと、素晴らしいボーカル力を聴かせています。

広く知られてないものの、個人的にはこれこそが1980年代が色濃く反映された80's AORであり、

移りゆく80年代の音楽シーンを反映し、今流行りのCity Popの名盤中の名盤だと信じて疑わない、

イルカの傑作オシャレアルバムです。是非聞いて下さい。



クラウンPANAMレーベル、記念すべきCD初発売第1作(ZL-1)の3200円盤。

巻帯付ですがレンタルアップ品ですので、状態はそれなりです。

試聴確認済ですので、聴ければ良いだけの方にどうぞ。



#イルカ #CD #邦楽 #フォーク #歌謡曲 #ポップス



(※本文にネット上のレビューやブログより文章拝借いたしました)