綾辻行人の中短編集2冊です。

目立った傷みは無くきれいです。

①「人間じゃない〈完全版〉」
（講談社文庫 2022年8月10日第1刷）
【収録作品】
赤いマント／崩壊の前日／洗礼／蒼白い女／人間じゃない──B04号室の患者／仮題・ぬえの密室

②「深泥丘奇談」
（MF文庫 2011年12月22日初版第1刷）
【収録作品】
顔／丘の向こう／長引く雨／悪霊憑き／サムザムシ／開けるな六山の夜／深泥丘魔術団／声

【①のカバーより】
かつて異端の研究者が住み、謎の死をとげた〈星月荘〉。今や廃屋同然のその家を若者たちが訪れた夜、ドアに八つの鍵がかかった密室内で、世にも凄惨な事件が勃発する！　表題作ほか、「赤いマント」「洗礼」など単著未収録の短編・中編を網羅。異色の実名小説「仮題・ぬえの密室」を追加収録した増補・完全版。

【②のカバーより】
「この世にはね。不思議なことがあるものなのです」
作家が住まう“奇妙な京都”を舞台に──せめぎあう日常と超常、くりかえす怪異と忘却。ぐらあぁっ、と世界が揺れる、記憶が揺らぐ。「私」が見ているこの“現実”は、いったいどこに通じているのか……？　読む者にも強烈な眩暈感をもたらさずにはおかない、冥すぎる闇の怪談絵巻。解説・小池啓介。巻末エッセイ・道夫秀介、辻村深月。

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