#螺鈿ピック
日本の伝統とピックが融合
日本に古来よりある装飾の螺鈿。螺鈿は薄貝を切り抜き、器や箱、お盆などに装飾する技法のことです。漆塗りと組み合わせられることが多く、一つの商品を仕上げるために多くの時間を費やすため、高価なものに採用されることがほとんど。しかし、漆でしか得られない艶やかな色合いや手触り、見る角度によってさまざまな表情を見せる薄貝は誰もを虜にする魅力があります。
ギターではヘッドやポジションマークに溝を彫り、切り抜いた貝をはめ込むインレイが施されており、貝の美しさをご存知の方も多いかと思います。
普段手にする身近なアイテムで螺鈿を取り入れた製品ができないか？そう考えピックに螺鈿を施す商品を考案しました。

濡れているような艶感と深みのあるブラック
漆に限りなく特性が近いカシュー漆を採用。漆同等の艶やかさ、深みのある色合いは一般的な塗料では得られません。また、塗膜は非常に硬いのも特徴で、しっかりと磨き上げることで、ウレタンやラッカーのトップコートを吹いたような滑らかでツヤツヤの高級感ある仕上がりとなります。

手間暇かけ一つずつ手作り
採用しているカシュー漆は、様々な利点がある一方、乾きが遅いというデメリットがあります。ピックを1枚作るには最低でも4−5日ほど時間を要します。塗装面を整える磨きは、下地を含めると6回以上。丁寧に仕上げることで美しいピックが完成します。

アクセサリーとして
ピックに穴を空けキーホルダーにしたり、ディスプレイしているギターの弦に挟み込んだりなど、アクセサリーとしてもお楽しみいただけます。楽器好きの方へのプレゼントとしてもおすすめです。


使用ピック
GP-07 VINTAGE CLASSIC BLACK 1.00mm
※厚みのある塗料のため個体差はありますが1.15mmほどの厚さになります。

注意点
使用すると弦の当たる部分はすぐに削れてしまします。また、削れた塗料が弦に付くため、気になる場合は汚れていいクロスで弦を拭いてください。ギターのボディーに削れた塗料が付いた場合、刷毛などでっきれいにしてください。

手作りしておりますが、まだ至らない点があるかと思います。多少の凹みや磨きで取れない傷がある可能性がありますので、その旨ご了承のうえご検討ください。