大江健三郎

ピンチランナー

新潮社

〈新潮〉1976年8.9.10月号に連載

1976年10月15日　印刷

1976年10月20日　発行

定価1100円

初版、帯付き



核時代の〈終末〉を拒絶する風刺・哄笑の純文学長編！

～著者の言葉・大江健三郎～

死をおしつけてくる巨人なものへの最後の抵抗として、なにもかもを笑いのめし、価値を転倒させる道化、

文化人類学やラブレーや余芝河に学んだ道化の力をかり、僕自身のなかにつねにある哄笑への熱望もときはなって、僕はこの核時代の死のかげのもとにある、再生への希求を表

現したいとねがった。



約14×20㎝　370ページ



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