G StringのC1CB Spadeです。
素晴らしい杢目のコアボディにスペードのインレイが入れられたコンサートサイズのウクレレです。

トップ・バック・サイド全てのコアが美しく、角度によって表情を変えます。

トップを見て頂くとわかるようにコアの杢目がスペードの形に似ている為、バックにこの様なスペードインレイが入れられたのだと思います。
私は中古で購入したので詳しい事はわかりませんが、仕事の美しさからしてファクトリーでのカスタムだと思いますが詳細は不明です。
ヒールにもインレイが入っており特別な個体であることがわかります。

継ぎのないワンピースネックやフレットエッジの処理等とても丁寧な仕事で、現体制のG Stringならではだと感じます。

ネックはストレートで現在サバレスを張っており、弦高は12Fで約2.1mmほどでとても弾きやすいセッティングです。
サドルはオイル牛骨に交換してあります。
テンション強めが好きなのでサバレスですが、オルカス等細いフロロを張ればよりソフトなタッチになります。

ネックとボディ接合部、ヘッド先端に少し塗装浮き(？)が見られますが、購入から半年間変化がないので新品時からのものだと思われこれ以上広がらないと思います。
バックのスペードインレイ上に擦れがあります。
ブリッジ後部も少し浮いていますが、こちらも購入時より変化無しの為、剥がれたりする事はないと思われます。

G Stringらしいコロンとしてかつ深い鳴りです。
旧時代ハワイ産のカラッとした響きも魅力ですが、現代のソロやポップスにはこちらかなと思います。
ハイフレットまで弾きやすくバランスもとても良いです。

弾く際に構えてしまえばスペードは見えませんが、ちょっとしたさいに見えるスペードが特別感満載の個体です。
当方テナーばかり弾いており、コンサートサイズに中々慣れない為出品してみました。
購入時よりほぼ弾いていないためたくさん弾きこんで慣らしてやって下さい。

画像のGatorのレトロスタイルハードケース付きです。