初版第1刷です。キズ、汚れ、捺印がありますが、読むのに差し支えはありません。



「この時代の風刺画家は、さまざまな奇想を売りものにした。（中略）グランヴィルには当初からかなりユニークな風刺の形式があった。それは、動植物に託して人間界を風刺する方法である。」（p.225）



目次

凡例

花の妖精

お茶の花とコーヒーの花

マーガレット―牧草地の小さな予言者

ふたりの羊飼いの娘とフランス王妃の物語

オレンジの花

ケシの花―夜想

キンセンカとマツムシソウ

椿の後悔

庭師ジェロームの娘

クワイの花―水の精

アザミの花―ライオンの皮を着たロバの話

トルコ皇帝の寵姫チューリピア

　口絵　水仙―河岸の漁師たちが語ってくれた話

　　　　サンザシと剪定ばさみ

　　　　カーネーション―侮蔑の花

　　　　葡萄の樹の夫の話

薔薇の年代記

ジャスミン―オリエントの男の話

亜麻の花―糸紡ぎの娘たち

ドクニンジンの物語

シスター睡蓮

不滅花

ニオイアラセイトウの花

詩人ジャコブスと花言葉の物語

最後の首長の物語

花のデカメロン

フィナーレ、花たちの舞踏会



グランヴィルの花の世界

花言葉

変身幻想の画家　グランヴィル　荒俣宏

訳者あとがき　





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