人間国宝保持者の前大峰 作の漆器の足付きのお膳です。

伊勢神宮の徴古館にも彼の別の作品が展示されておりました。
1955年、日本工芸会の設立に参加。
昭和の時代に活躍された。
点彫にすることによって全体的な立体感の表現を可能にし近代漆芸において
その可能性を広げた功績は大きい。


大峰刻と左下に刻まれています。
艶やかで綺麗な花かね彫りが美しいですがそれぞれに小さなヒビ、また一本長めのヒビが見受けられます。



前大峰 まえ-たいほう
1890－1977　明治-昭和時代の漆芸家。
明治23年11月10日生まれ。
輪島塗沈金師(ちんきんし)3代橋本佐助(雪洲)にまなぶ。昭和4年帝展に入選し,翌年「沈金遊鯰文手筥」で特選。
昭和３０年重要無形文化財保持者（人間国宝）に認定される。
昭和52年6月8日死去。86歳。石川県出身。本名は得二。


全体として良好な状態ですが経年による擦れなどが多少見受けられます。
また、何度か拭き上げましたが2箇所テープ跡が取れませんでした。
時代を経たもの、また手仕事ならではの味わいとしてご理解いただける方にお選びいただけましたら幸いです。

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よろしくお願いいたします。

最後になりますが
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