有田焼の人気作家、岩永浩さんの片口鉢です。

岩永さんはお一人でろくろから染め付け、焼成まで行う名工です。有田らしい土の風合いにこだわり、釉薬も手間がかかることから現代では珍しくなった灰釉を用いて、独特な濃淡のある絵を描き出しています。この作風を生み出す前には、水墨画を研究されていたそうです。

地は少し青みがかっています。その上に芙蓉の花がふわっと咲いています。
料理を盛り付けるとまた一層映える器です。片口なので酒器としてもお使いいただけます。

サイズは高さ9cm、直径は上内径が11cm、外径が14cmほどです。片口まで含めると外径は18cmになります。

25年前にギャラリーで購入し、長年自宅で保管していました。
食器棚の処分に伴い出品します。

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岩永浩　略歴

1960年有田に生まれる
1978年佐賀県立有田工業高校デザイン科卒
1982年より水墨画家・金武自然氏に師事
1985年独学により染付のうつわの制作に入る
1995年 東京南青山にて初個展
2004年 ニューヨークにて海外初個展
2008年 成田国際空港開港30周年記念 成田国際空港 第2ターミナルビルサテライト到着コンコース
アートワーク『日本の手わざ』に参加
　グッドデザイン賞受賞
2014年 有田の作家として初めて渋谷の黒田陶苑で個展開催
以降、毎年国内外各地にて個展開催