H074　ＤＶＤ　バレエ　石の花　ボリショイ・バレエ　セメニヤカ＆セミゾロワ



時間：2 時間

収録：1990年 ボリショイ劇場 石の花（全3幕）



ロシアの民話・文学作品が話のベースになった　ロシア・バレエ色濃い作品です



【出演】 ニコライ・ドーロホフ（ダニーラ） リュドミラ・セメニャカ（カテリーナ） ニーナ・セミゾロワ（銅山の女王） ユーリー・ヴェトロフ（セビリアン） 20世紀前半のヨーロッパ・バレエ界の主導権を握っていたディアギレフ・バレエ団のために「鋼鉄のステップ」(1927)「放蕩息子」(1929)、パリ・オペラ座バレエのために「ドニェプル河に沿って」(1932)を作曲し、バレエ作曲家として成功していたセルゲイ・プロコフィエフは、定住していたパリから故国に戻り、3曲のバレエ曲を発表しました。「シンデレラ」「ロミオとジュリエット」そして、この「石の花」です ●初演は、作曲者の死の約1年後、1954年にラヴロフスキーによる振付でボリショイ・バレエによって行われましたが、レパートリーとしては定着せず、3年後の1957年にこのDVDに収録されたのと同じユーリ・グリゴローヴィチによる振付で、キーロフ・バレエがレニングラード・キーロフ劇場(現マリインスキー劇場)にて初演しました

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

★★★以下Web レビューより引用 させて頂きました ① 事実上の主役はカテリーナ＆銅山の女王の２人の女性である。カテリーナのセメニヤカの叙情に徹した踊りとセミゾロワの鋭敏な技巧と屈曲自在な柔軟性を強調した踊りが好対照を見せ、前者が人の精神の美、後者が宝石の冷ややかな美を象徴する事になった。実際、３幕での彼女達の対決がこの作品のクライマックスを形成する。物語上の主人公ダニーラを演じるドーロホフは、当時まだ新人良く撓る強い足を持ち、高い舞踊技術を駆使して、情熱の迸る踊りと芝居を見せ、ダニーラの様々な感情を表情豊かに表現した。悪役セビリアンを演じるのはY.ヴェトロフ　性格を上手く演じていた。実力の真骨頂を見せた（この場面でのセミゾロワの鋭い踊りは圧巻だった）。石の帝国の場面のアンサンブル完成度の高さは特筆物だし、ロシアの民族舞踏のイディオムを用いた市等の民衆達の場面での舞踊家達の型を意識しない自然な動きが中々興味深い