チノーは東京都板橋区に本社を置く日本の計測機器メーカーです．赤外線計測分野は国内シェアトップクラスです．本商品は80°～250℃まで計測可能な低温用ファイバ式放射温度計で，集光部が小さく、フレキシブルな光ファイバ伝送なので直接覗けない場所や狭い場所や電気的誘導障害の恐れがある場所での測定に有用です．
　集光部（ファイバプローブ）は測定距離（ワーキングディスタンス）150mm，測定径5mm，集光部前方の粉塵等をエアで除去（掃気）し，光路確保するためのエアパージケース付き，ファイバ長は約2ｍです．
　状態は画像をご覧ください．凹みや損傷はありません．
　本体IR-FBCにファイバプローブFL5AJ02を接続，100V交流電源をつないで，出力電圧をテスターで確認した結果を画像14枚目にアップします．熱源として40Wのハンダこてを測定してみましたが，出力電圧が変化し，最大0.242ｍＶつまり242℃を示しています．
　出力はアナログ電圧の他，アナログ電流値も出力される仕様です（未確認）．精度については保証できませんので，ご自分で校正などできる方，ご理解頂ける方のみご検討宜しくお願いします．

※本機は2003年3月に販売終了，後継機種はIR-FAとなります．
※集光部には「FL5NJ02」と記した荷札がついていますが，画像の通りオプションのエアパージケース付きですので，「FL5AJ02」かと思われます．

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