名著「「甘え」の構造」の著者が、関連領域の論文・エッセーの中から比較的親しみやすいものを撰修した。
　甘えと親子・他人関係、日本青年の意識・非行問題、大学紛争への視点、日本人の表と裏の二重性、言仰心、自然観、さらには日本の善察官のあるべき態度、「取り引き」と「駆け引き」などについて幅広い視野から鋭いメスをふるう。
　非常に古い本ですので、経年による焼けはありますが、当時の本としては良い保存状態だと思います。