1940年代 フランスのブラックシャンブレー生地（通称ごま塩）のアトリエコートです。

ブランドタグがなく白タグにサイズ表記のみなのでフランス軍のように思えますが、こちらは国が公共機関に支給していた非常に珍しい個体(官給品)だそうです。札幌の古着屋さんで購入時に店員さんから伺いました。

ほとんど着用していないため状態かなり綺麗です。汚れ、破れもなく生地もまだ固めで、そんなに洗濯されていないと思います。

首元までボタンで閉じられるステンカラーコートのタイプはレアだと思います。さらに袖にカフス付き（袖捲りできます）、年代特有のAラインシルエット、膝下までくるロング丈と、珍しいディテール満載です。


着用感としてはM35のロングのモーターサイクルを彷彿とさせるシルエットで、ウエストをベルトで絞って着ると本当にかっこいいです。今まで見てきたアトリエコートの個体の中では個人的にこれが一番かっこいいと思います。


タグのサイズ表記：”92 120”

実寸：

着丈115
肩幅43.5
身幅56
袖丈62


背中に2cm程度の小さなリペアが施されていますが、すごく上手にされており表からは全くわかりません。



生地も薄手のタイプではなく、ごわつきのあるしっかりとした質感。


袖、脇下のパターンがフランスらしい立体的なもので動きやすい作りです。ポケットも使いやすい独特な形。
内ポケットも1つ付いています。
背中にはセンターベントが入っています。



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