パ「探しましたぞベジータ王子。高騰予定の激レアフィギュア、パラガスを購入していただきたく、お迎えに参りました。」

ベ「何？高騰予定のフィギュアだと？」

パ「貴方の手で、最強の転売帝国を築き上げるのです！」

ア「申し上げます！メルカリに高額のプレミアパラガスが出品されましたァ！」

ベ「ダニィ！？早速伝説のスーパー高額パラガスを購入しに出かける！後に続け、ブロリー」

ト「闇雲に購入するのは危険です！もっと相場を調べてからでも！」

ベ「臆病ものは購入しなくてもよい！ブロリー早くしろ」

ブ「クズが…」

カ「ベジータ、購入する必要はねえぞ。このフィギュアはメルカリに沢山転がってるんだ。パラガス、ベジータに教えてやれ。他の人がもっと安く出品してるのがその高騰予定もどきフィギュアだってな！」

パ「そのような事があろうはずがございません」

シャ「あ…あぁ…アイツだ…！オラ達が400円のガシャポンで見かけたHG！」

ベ「騙したな」

パ「やっと能天気なお前でも飲み込めたようだな。こーんな最低のフィギュアにはなーんの未練もない。メルカリで破格の収入を得られると分かったからこそ、このフィギュアを利用したのだ。
俺の狙いは、任天堂の新ゲーム機なのだからな。宇宙の中で一番環境が整った美しいゲーム機を買い、そこを本拠地としてゲームをプレイするのが俺の本来の計画なのだよ。
その為には大量のお金が必要だからな。無傷で手に入れる為にこんな高額出品までして、メルカリに呼び寄せたのだ。
高騰して転売などとその気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ」

ピ「そこまで性根が腐っていたとは。消え失せろ！2度とそのツラ見せるな！」

ト「あんな奴を生かしておいたら、メルカリは破壊し尽くされてしまう！」

カ「絶対に買っちゃなんねぇ！！」

モア「一生懸命に、反抗するっ！！」

パ「ハハハハハ〜！いいぞぉ！もはや購入など待つ必要はない！ブロリー！今のお前のパワーで無理やり売り捌いてしまえぇぇ！」

ブ「どこへ売るんだァ？」

パ「エェェエエエエエエエエエエエ」

パ「お…お前と一緒に…ゲームする準備だァ！」

ブ「一人用のゲームでかァ？」

ブ「ぬぉおおおおおおおおおおお！！」

パ「おぉぉ…おぉ…おぉ……自分の子供にコロされるとは…これも転売ヤーの定めか……」