古民家の窓や障子などの建具を再利用したアップサイクル作品です。

うるし塗りの障子の枠を利用し、一輪挿しに仕立てました。
塗りには、研ぎ出し技法を用い、下塗りの朱色を浮かび上がらせています。

こちら北陸地方では、大きな民家や、寺院が多く、間仕切りには必ず障子や襖など建具がはいります。家の主人のセンス、贅の見せどころです。うるし塗り、組子細工、唐紙など、手の込んだ技法、贅を用いた建具が多くありました。
そんな職人が魂をこめた昔ながらの建具も、時代には勝てず、衰退の一途。家の解体と同時に処分されます。
職人の端くれとしては、昔の職人の気持ちを考えると、なんか、寂しい‥。

そんな昔の職人の仕事の痕や、時代の流れを残した作品です。

手に取ると、本当にあったかい、ちょっとせつない気分。
そんな一輪挿しにお花を一輪。時代を超えて、生きてます！！！
てな気持ちになります

道端で摘んだ、露草、どくだみの花、ネコジャラシ。そんな素朴な名も知らない草花がよく似合いますよ。

こちら作品は、古建具を再利用した作品です。傷や、日焼け、があります。ご理解くださいませ。

サイズ
本体　90×150×30
試験管　15φ×100






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