雑誌「SIGHT」の特集、「究極の映画100本‼︎」は2005年、ロッキング・オン・ジャパン10月増刊号です。内容はハリウッド大作から超カルト作まで、"死ぬまで観るべき"というキャッチ・フレーズの徹底的なランキングです。ローリング・ストーン誌が選ぶロックな映画、世界の監督20人が選ぶ究極の名画ベストテンなど映画好きにはたまらない記事が満載です。増刊号は181ページで、そのうち映画特集は93ページあります。佐藤忠男氏著作「溝口健二の世界」は平凡社ライブラリー、帯付き文庫サイズの422ページ、2006年初版発行です。溝口監督は1898年生まれ、日本映画黎明期の巨匠です。戦前、戦後にかけて多くの名画を残されました。中でも代表作としては「雨月物語」「山椒大夫」「近松物語」などがあります。本書は不世出の日本映画監督の没後50年の記念出版になりました。著者が10年もの歳月をかけて完成した実像と魅力の核心に迫る溝口健二評伝の決定版です。