龍泉集芳 繭山龍泉堂 創立70周年記念図録
商品原始頁面
商品售價 |
95,000
20,948
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已售完
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商品狀態 | やや傷や汚れあり |
壺中居と並び日本の鑑賞陶磁という文化の発展を牽引してきた繭山龍泉堂。その創立70周年の記念事業として企画され2年余りの歳月をかけて制作された図録です。
シカゴの東洋美術評論家旧蔵のもので状態もとても良いです。とは言え半世紀近く前に出版されたものですので背表紙などに少しの焼け、所々に目立たない程度の汚れがあるため「やや傷や汚れあり」としています。
編者 : 繭山順吉
1976年発行 非売品
それまでは茶の湯で使えるもの・茶に適うものに価値を置いてきた道具の世界に、モノ自体の美的価値やアカデミックな視点を持ち込んだのが鑑賞陶磁の文化でした。これは当時「西洋に追いつけ追い越せ」という空気の中、世界随一の強国だった英国の紳士の間で中国陶磁のコレクションが流行していた影響もあるのでしょう。またこの文化がメインストリームになったからこそ、そのカウンター/アンチテーゼとしての民藝が誕生したとも考えられます。
本書は龍泉堂が創業以来70年間で扱ってきた名品の中から更に選りすぐった品(第一集1446点、第二集677点)が掲載されています。その質・量に圧倒されるのですが、この図録のユニークな点は図録作成当時すでに行方が分からなくなっていた品も多く掲載している点です。(掲載写真は仕入れ時に目録用に撮影したものを見つけ出し使用しているとのこと。)物の行方が分からないので当然持ち主の許可を得られぬまま掲載・出版しており、現代ならコンプラ的に企画がポシャってもおかしくない図録。私の不勉強もあると思いますが、確かに初見の珍しい品が多い図録となっています。
ただの土から金にも勝る美術品を作ったのですからこれを錬金術と言わずして何をか言わんや。
中国の歴代王朝が生み出した陶磁器は時代を経るごとに進化していくというより、寧ろ商・周の青銅器の美しさに回帰しようとする試みの中でその時代ごとの理想の美に到達しているのではないでしょうか?
シカゴの東洋美術評論家旧蔵のもので状態もとても良いです。とは言え半世紀近く前に出版されたものですので背表紙などに少しの焼け、所々に目立たない程度の汚れがあるため「やや傷や汚れあり」としています。
編者 : 繭山順吉
1976年発行 非売品
それまでは茶の湯で使えるもの・茶に適うものに価値を置いてきた道具の世界に、モノ自体の美的価値やアカデミックな視点を持ち込んだのが鑑賞陶磁の文化でした。これは当時「西洋に追いつけ追い越せ」という空気の中、世界随一の強国だった英国の紳士の間で中国陶磁のコレクションが流行していた影響もあるのでしょう。またこの文化がメインストリームになったからこそ、そのカウンター/アンチテーゼとしての民藝が誕生したとも考えられます。
本書は龍泉堂が創業以来70年間で扱ってきた名品の中から更に選りすぐった品(第一集1446点、第二集677点)が掲載されています。その質・量に圧倒されるのですが、この図録のユニークな点は図録作成当時すでに行方が分からなくなっていた品も多く掲載している点です。(掲載写真は仕入れ時に目録用に撮影したものを見つけ出し使用しているとのこと。)物の行方が分からないので当然持ち主の許可を得られぬまま掲載・出版しており、現代ならコンプラ的に企画がポシャってもおかしくない図録。私の不勉強もあると思いますが、確かに初見の珍しい品が多い図録となっています。
ただの土から金にも勝る美術品を作ったのですからこれを錬金術と言わずして何をか言わんや。
中国の歴代王朝が生み出した陶磁器は時代を経るごとに進化していくというより、寧ろ商・周の青銅器の美しさに回帰しようとする試みの中でその時代ごとの理想の美に到達しているのではないでしょうか?
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