東海道本線が全線電化された、昭和31年12月ダイヤ大改正時の日本交通公社時刻表。別冊付録付。



優等列車の大増発とスピードアップによる寝台特急朝風の登場。EF58による東京～大阪間の特急つばめ・はとは薄緑色の「青大将編成」になったことでも有名なダイヤ改正号です



ローカル線に目を向けると北海道の根北線はまだ開業前。手宮線、脇方支線、東北では橋場線、四国の鍛冶屋原線、九州の臼ノ浦線、世知原線、細島線など幻のローカル盲腸線が現役で走っていた時代。



私鉄は草軽電鉄や九十九里鉄道、熊延鉄道など軽便鉄道や、歌登町営軌道や鶴居村営軌道などの北海道殖民軌道、雄別鉄道や天塩鉄道、羽幌炭鉱鉄道などの石炭産業全盛の炭鉱鉄道など幻の ローカル私鉄なども現役で掲載。



眺めているうちに、この古き良き時代に戻って、周遊券で乗り鉄旅行をしたくなること間違いなし。



こちらは昭和52年に日本交通公社自らが企画。原本を忠実に再現した復刻版ですが、発売当時〜復刻までの期間より、復刻時〜現在までの期間の方が既に長期間経過。もともと紙の素材までこだわって復刻されているため、経年ヤケや自然シミの発生も含め本物なのかの区別をつけるのが困難な状態になっています。



発刊当時のまま、書斎の本棚に長年手付かずで保管されたような風合いも含めてお楽しみいただけます。

実本でこれだけの良コンディションのものはめったにお目にかかることができません。



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