《紅毛雑話 オランダ人の話 森嶋中良 抜書》

◆寛政8年(1796年)
◆その1〜その10(10枚)
◆未使用

◆『紅毛雑話』とは、オランダ人に聞いた話、オランダの書に記してあった話という意味です。オランダの歴史、飛行船、海路や顕微鏡の話にまで及びます。エレキテルや大船などに関する記述などもあります。

◆『森嶋中良』は、『解体新書』の訳出にも参加した幕府の奥医師桂川甫周の実弟で、自らも医師・蘭学者・戯作者などとして幅広く活動しました。
『紅毛雑話』は、兄の甫周がオランダ人に面会して得た新知識などを中良が一般向けにわかりやすく紹介したもので、1787年(天明7年)に刊行されました。


★こちらは、自宅の書棚にあったものですが、おそらく関連の資料館などで買い求めたものではないかと思います。ネットでもいろいろ調べたのですが、同じものはありませんでした。

★未使用ですが、長年他の書物に挟まれていたため、和紙のカバーの角に色移りのようなものがあります。中身は問題ありません。

★出品するにあたり、中の状態をチェックするためにさっと目を通しましたが、特に興味深い話を集めたように感じました！