文庫本2冊セット

王朝序曲 (上)
誰か言う「千家花ならぬはなし」と藤原冬嗣の生涯」
2024年9月30日　第１刷発行

王朝序曲 (下)
誰か言う「千家花ならぬはなし」と藤原冬嗣の生涯」
2024年9月30日　第１刷発行

著者　永井路子　　　朝日新聞出版


『この世をば』『望みしは何ぞ』に連なる
永井路子「平安朝三部作」の幕開けとなる
傑作歴史巨編、待望の復刊
道長に連なる藤原北家の基礎を作った
冬嗣の生涯の真実とは！？
大河ドラマ「光る君へ」前史を読み解くために
今年は平安時代が熱い！

【上巻】あらすじ
長岡京への遷都、蝦夷出兵と大胆な政治を推し進める桓武天皇。繰り返される遷都の中で、帝王桓武は命をすりへらしていく。奈良朝を終わらせ平安朝に道を切り拓き、道長に至る藤原北家の基礎を築いた男の生涯を描いた長編歴史大河小説。

【下巻】あらすじ
60の齢に達し、病床の身にあった桓武帝は安殿に譲位した。平城帝が誕生し、ひとつの時代が終わりを告げた。桓武から平城、そして嵯峨へ……。権力と愛欲の葛藤が繰り返され、平和はやってくるのか？ 野望と挫折、長編歴史大河小説の名作。

あらすじー結末ー
嵯峨天皇 は政治向きではなく権威として
それを支えた藤原冬嗣は権力として密着し
その妻や義弟たちが家族ぐるみで支えてゆく
冬嗣の政治改革が後の平安朝の400年近い
安定をもたらす
蔵人頭、臣籍降下、実質死刑の廃止、太政天皇共同統治の終止符、天武系からの奈良(南都)仏教と政治の癒着脱却、税収体系の変更等

本気で怨霊に苦しめられる天皇たち、今では滑稽すぎるが当時は信じられ、陰陽師や最澄、空海などの宗教者がそばにいながら政が進められます
平安朝につながる天皇や側近の性の奔放さも見どころ⁈


下巻、本カバーの上部にシワあります
※9枚目写真
それ以外にシワ汚れありません

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