「十一の少年、一の少女」
棚田 康司
定価: ￥ 3200＋税

#棚田康司 #棚田_康司 #本 #芸術／絵画・彫刻
木彫　彫刻家　彫刻

ヴァンジ彫刻庭園美術館で新品で購入し、棚で保管していました。

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誰の中にも未性者たちは眠っている。 棚田のつくる人体を通じて、 わたしたちは彼らと再び出会う事ができるだろう。 けれでも、それはもう鑑賞というような態度ではない。 内なる身体の想起であり、情動の分有というべきだ。
------------椹木野衣(本文より) 彫刻家・棚田康司のつくり出す子供像は、木との出会いからはじまり、その内部を丹念に見極め、「木取り」をしていく、素材と徹底して向きあう過程のなかからうまれます。かろうじて立つ姿を掘り出すために、そして、かろうじて立っている弱々しさをあらわすため、そこから転じて彫刻を強く存在させていくように、子供像を追求する主題として選び、発表を重ねます。2008年発表された新作12体は、2年の制作年月を経て、さらなる発展をもたらしました。 本書と同タイトルである12体で構成する、'08年の新作「十一の少年、一の少女」のほか、過去代表作、発表全作品indexを収録した彫刻家・棚田康司の初の作品集。 文:椹木野衣、土方浦歌。