990年にリリースされた作品

オリジナルは1978年



「アンビエントミュージック（環境音楽）」の原点となったブライアン・イーノの作品。

エリック・サティが提唱した「家具の音楽」（耳を傾けるためではなく、家具のように存在している音楽）に影響を受けたイーノが「空港」という公共空間において、聴くための音楽ではなく聞こえてくる程度の音をコンセプトに作り上げた。

本作の誕生以降、様々な音楽家がその概念に影響を受け、数多の新たな名作が世に生み出されていった。

本作は空港で流すためというコンセプトで作られており、次の条件の元に制作された。

・中断可能でなくてはならない

（構内アナウンスがあるため）

・人々の会話の周波数からはずれていること

・会話パターンとは違う速度であること

・空港の生み出すノイズと共存可能なこと

・空港という場所と目的に関係して、死に備えられるような音楽であること





Brian Eno / Ambient 1 (Music For Airports) / CD / Editions EG / EEGCD 17



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