ご覧いただきありがとうございます。出品は、ステージマジック用の道具の作り方を解説した本「ILLUSION SYSTEMS」です。

本シリーズの内、全3冊出品予定です。今回はその内の第1冊の出品です。年内に第2冊・第3冊も出品の予定です。

各冊の特徴

本書は、各道具ごとに以下の構成で説明されています

1. 概要：道具の基本的な特徴

2. 現象：演技中に観客にどう映るのか

3. 方法と使用例：作り方や仕掛けの詳細、実際のステージでの応用例

中には初心者でも作成可能な比較的シンプルな道具から、プロが驚くような仕掛けまで幅広く網羅されています。

プロからサークル構成員、研究者まで幅広くおすすめ

•　マジックのプロ・セミプロ

　演技の幅を広げたい方に最適なアイデアが詰まっています。

•　大学やサークルのメンバー

　新たな演出を取り入れることで観客の心をつかむステージを作り上げる手助けに。

•　道具や仕掛けの研究者

　これだけ網羅的で体系立てられた資料は中々類を見ません。

本シリーズは合計約300ページにわたり、長年の知識と経験に基づいた詳細な解説を提供しています。これ程までに纏まった資料は滅多に手に入らない貴重な内容です。

以下は、本書の冒頭部分から一部翻訳した内容です。著者のマジックへの情熱と哲学を垣間見ることができます。



はじめに

この本の最初の数ページを使って「イリュージョンシステム」の基本的な考え方をわかりやすくお話ししたいと思います。

私たちマジシャンやエンターテイナーは、業界の中で2つの大きな問題に向き合う必要があります。

1つ目の問題は、世界の経済やお金の状況です。新しいイリュージョンを買うのはもちろん、新しいソファや車、家を手に入れることも簡単ではありません。だからこそ、今、多くの人が「自分で作る」や「修理する」ための本や道具を活用しています。自分でやることで、目標を達成するだけでなく、大きな満足感も得られるのです。

私は、ボストンで活動している「ル・グラン・ダヴィッド」の成功に感動しています。このグループは、すべて自分たちの手で作り上げるスタイルでショーを行っています。この「自分たちでやる」という考え方が成功しているのを見ると、これからの未来にぴったりだと思います。そして、このような創造的で美しいマジックは、人の工夫と力で生まれるものだと感じます。