『長野県のきのこ』と云うきのこ図鑑です。古書のため、裏表紙をはじめ本体などにシミ、スレ、開きグセ等見受けられます(写真2、3、6枚目など)。
発刊に際し、当時の長野県知事からの寄稿(写真4枚目)があったり、定価の記載が見られなく発行所の性質上もありで、本書は非売品であろうと思われます。ほかではなかなか目にすることもほとんどないと思われる希少本となります。なお、表紙の題簽(だいせん)は、知事によるもののようです。
337種のきのこを科別に紹介しています。また、食品衛生協会がキノコ中毒の予防を目的として上梓した本であり、数あるきのこ図鑑やきのこガイドブックの類の珍しい発行者でもあります。私の知る限り、他の食品衛生協会が刊行した本としては静岡県の御殿場食品衛生協会の『富士山のきのこたち ー 付 きのこのおいしい料理法 ー』(のちに改訂版も刊行)があるだけです。
因みに、今回ご紹介する『長野県のきのこ』の前身として『東信濃路のきのこのすべて』と云う本を昭和59年に刊行しています。
「ハナイグチ」は、長野県で人気のきのこだけあって、両開きの2ページで紹介されています(写真10枚目)。
なお、発行当時は食べられるきのことされていたきのこ(写真12枚目のスギヒラタケなど)が現在は毒きのこの位置付けとなっているきのこもありますのでその旨ご承知いただき最新の情報を入手するようにしてください。




頁：384ページ
発行：昭和61年7月1日 第1版
当時の定価：(記載なし 非売品と思われます)
発行所：上小食品衛生協会


プロフィールにも書かせてもらっていますように、お値引きには一切対応しておりません。あしからず。
ほかにもキノコ本やきのこ関連商品を数多く出品しておりますので、ぜひ覗いてみてください。




#長野県のきのこ図鑑
#きのこ狩り
#きのこ採り
#きのこ観察
#自然観察
#きのこ博士
#毒きのこ
#菌類