バッハ 2枚組

disc 1

①フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV.1033

②フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV.1034

③フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV.1032

④フルートとチェンバロのためのソナタ 変ホ長調 BWV.1031

disc 2

⑤フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV.1030

⑥無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV.1013

⑦フルートとチェンバロのためのソナタ ト短調 BWV.1020

⑧フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV.1035



有田正広(フラウト・トラヴェルソ)

有田千代子(チェンバロ)

鈴木秀美(バロック・チェロ)

録音：1989年



アリアーレ・レーベルの第一弾として録音されたものです。ともすると音程の不安定さや表現の弱さを感じさせるトラヴェルソを完全に自分のものにして、安定した演奏を繰り広げています。美しくまろやかな響きだけでなく、バッハ本来の軽やかさと深い精神性も感じさせてくれます。有田は2000年にも全集を再録音していますが、これはその11年前の第1回目の録音です。



ブリュッヘンから贈られたという銘器を奏で、今では共にレコーディングをしなくなったチェリストの鈴木秀美と有田千代子の通奏低音が固めています。各楽器の音色が見事に調和して、バッハの楽曲が更に美しく響いています。有田氏は、再録音していますが今もマスターピースとしての感動は薄れていません。B・クイケンや、古くはブリュッヘンのアルバムとともに、いつまでも色あせることのない名演、優秀録音です。



柔らかく温かい、極めて木管的な有田のフルート。バロック時代の穏やかな時の流れを感じられるようで、時々取り出しては小音量で聴きたくなる"いぶし銀"的作品。聴き疲れしない要因として、曲が良いのははもちろん、誇張のないナチュラルな録音が大きく起因している。後方から控えめに聞こえるチェンバロの音も効果的で、クラシック入門としても最適です。もちろん上級者にもしっかり聴きごたえあります。



国内初期オリジナルジャケット盤、帯付き

盤面微すれありますが再生問題無し　22



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