シンガーソングライター、椎名林檎が2001年に発売した7枚目のシングル。デビュー前に書かれていた楽曲で、東京スカパラダイスオーケストラが編曲しています。昭和歌謡的なアプローチから歌い上げられる歌詞が非常にエロい。漢字を多用する言葉の選択が艶っぽくかつ清楚に感じてしまい、椎名 林檎の描くエロの世界観に一時期完全にハマっていました。また②「シドと白昼夢」は、１人の男（シド・ビシャス）に惚れて幻を見るごとく愛してしまう心理を描き、これにも魅了。トドメは③「愛妻家の朝食」。ピアノ、アコーディオンの演奏で、一見爽やかな朝と見せかけ、愛する故に夫が不倫していることが許せない憎念を描き切る。椎名 林檎が文学的にも音楽的にも「天才」であることを証明したかのようなシングルです。プラケースに擦れ等ありますが中身は問題ありません。