「太宰治 御伽草子」
太宰治 /津田櫓冬・絵
/しおはまやすみ・解説
あるちざん出版発行
1989年第一版第一刷

カバー部分の裏表紙は太宰治の直筆色紙より複写(写真 2 )、また扉部分の
文字も初版本より本人の直筆を複写したもの(写真 7 )

御伽草子は太宰治の、第2次大戦末期に書かれ、戦後に出版された作品ですが、出版された当時は物資不足(紙)のため太宰治本人が望んでいた様な「いい紙、いい挿絵、いい装丁で」とは
言えないものでした。

解説で しおはまやすみ が書いているように、後年に絵本として出版されたこの本ですが、人間の本質を描いた、 挿絵付、大人のための現代版の御伽草子です。

カバー部分にヤケ、汚れ、拠れ、角の部分の小さな破れが有りますが、
本文中には目立った汚れや傷みは無くきれいな状態です。

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