江戸切子　5皿
鉛ガラス　幕末頃　キズありの骨董品

経約100㎜
高さ約25㎜


　古い品ですので、ふちのギザギザの山には、大なり小なり、それぞれの皿に欠けがあります。
　表面にスリキズあります。

　鉛は、より低温でガラが熔けるため、工夫として入れられました。

　製造時に出来た、泡、脈理（ガラス原料が完全には溶け切らず、成分が透明な筋状になって残っている部分）などが見られる。
（正式にはみゃくり,、勤務先のガラス工場では、ばりと呼んでいた）


　蘭学が入り、徐冷する技術を取り入れてから、このような厚手のガラスが作れるようになったようです。
　薩摩切子のような西洋的な色か無い分、日本的な味わい。
　日本人がまだ本当の日本人だった頃の仕事。
　おつまみを盛って、お酒を飲んだりすると、また、風情があります。


　和ガラスが好きだった30年位前、都内の大骨董市で購入。

　一枚1万円位だったのでお買得。


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