1991年に読み切りミステリとして初登場後、2018年まで足かけ28年に渡って続いた、著者の代表作。
ホームズ＆ワトソンを思わせる、K大生・京＆一平が、身近に起こる様々な事件を解決して行く。
１編が短い・登場人物すべてを大切にする・主人公たちの成長を緻密に描くなど、他のミステリにない読後感の快さが特徴。
度毎に設定の辻褄を合わせて行ったという、綱渡りのような作品。

文庫版（全17巻）
単行本全34巻を２冊ずつ圧縮した版。
1/4スペースは新たに書き直し（主要な1/4は巻末に再録）、オマケ漫画やイラストの描き下ろし、単行本未収録の短編を収めた豪華本。
立花晶の『白泉ブン子』栞やチラシなどが所々に挟まっています。08. 10.～17.初版。
（※写真７ページ目左・オマケ漫画。右・サイドキャラクタの結城氏＆アキラくんは少女向BL要素あり）
01.華迷宮・翠迷宮 (2003)　解説・堀田あけみ
02.月迷宮・夏迷宮 (2003)　〃　・加納朋子
03.星迷宮・鏡迷宮 (2004)　〃　・神無月ふみ／単行本未収録作品『翔んでパラダイス』収録
04.砂迷宮・蝶迷宮 (2004)　〃　・はやみねかおる
05.風迷宮・聖迷宮 (2005)　〃　・篠田真由美
06.翔迷宮・石迷宮 (2005)　〃　・増谷康紀
07.海迷宮・千迷宮 (2006)　〃　・パペットマペット
08.幻迷宮・双迷宮 (2006)　〃　・梅澤鈴代
09.霧迷宮・匣迷宮 (2007)　〃　・長尾徳子
10.鐘迷宮・桜迷宮 (2007)　〃　・太田忠司
11.赤迷宮・虹迷宮 (2008)　〃　・三浦しをん
12.青迷宮・文迷宮 (2008)　〃　・霜月たかなか
13.炎迷宮・鍵迷宮 (2009)　〃　・大崎梢
14.宝迷宮・水迷宮 (2009)　〃　・川谷祥子
15.愛迷宮・鱗迷宮 (2010)　〃　・近藤史恵
16.恋迷宮・黒迷宮 (2010)　〃　・山口美由紀（漫画）
17.白迷宮・童迷宮 (2011)　あとがき・神谷悠（漫画）

18.薔薇貴公子 ─京＆一平シリーズ特別編─ (2010)
ルーツを描く。大正～昭和初期を舞台にしたミステリ。初版。

19.～22.迷宮回廊 (2013-2018　全４巻)
続編。大人になった京＆一平、結城＆アキラのミステリ。全冊初版。

定価:15,687円
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