CDではありません、レコードです。当時流行していたアフロ・ロックと呼ばれる傾向のグループはいくつかあったようで、例えばデーモン・ファズとかアサガイとかクリス・マクレガーズ・ブラザーフッド・オブ・プレスなどですが、どれも何だかマニアックな雰囲気が強い感じです。一方、彼らのなかでおそらく最も商業的に成功したグループと思われるのがOsibisaで、このレコードが1971年リリースのデビュー・アルバムになります。7人編成という中〜大所帯で、内3人がガーナ出身ですが、その他はトリニダードやナイジェリアなとばらけているのが特徴です。そのお陰かどうか分からないですがアフロっぽさも地元の友達と民族音楽、のようなハードコアな感じまではせず、聴きやすいアフロビートだと思います。そもそもプロデュースがトニー・ヴィスコンティ、ジャケットもロジャー・ディーンと十分なコストがかかっており、帯からも分かりますが日本でも割とプロモーションがされていたようです。ちなみに「特典」とは2枚集めると謎の塗り絵？がもらえる応募券のことを指しており、購入店の印がなく無効なものなので集めている方はご注意ください。インサート（日本語解説）付き。ジャケットはおおむねきれいですが、取り出し口の上部に裂けと、それから帯の下部に切れ目があります。（写真参照）