九九式襲撃機の写真をカラー化しました。



陸軍参謀本部は1938年（昭和13年）にソビエト赤軍のシュトゥルモヴィークをモデルに「襲撃機」の構想をまとめ、陸軍省に提出します。その用途は「主として敵飛行場に在る飛行機並びに地上軍隊の襲撃」とされ、いわゆる地上攻撃機に相当するものです。 これに先立つ1937年（昭和12年）、陸軍は三菱重工に対し軍偵察機としてキ51の開発試作を指示しますが「陸軍航空本部兵器研究方針」の改正があり、軍偵察機と襲撃機を同一機種とすることが明示されたため、キ51は襲撃機が主用途となりました。また、本機は生産工程で写真機を搭載した軍偵察機仕様にも出来、この型は九九式軍偵察機として制式制定されています。生産数は三菱製が1,472機、陸軍航空工廠製が1,000機近く、軍偵型も含めた総数は2,385機と言われています。





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