遠目にはシンプルな表情で爽やかに構え、近づくと...。



心洗われる浅縹色×白群色で迎え、ふわっと舞い上がるかのように浮かび上がる息吹が一面に整然と広がる丸通しと溶け込みながら遠目にはまだ出会えないその近づけば近づくほど、知れば知るほど虜となる粋な魅力を解く、夏単衣“丸通し”市松仕付け糸付正絹「江戸小紋」でございます。



～江戸小紋～

元々は武士の裃に用いた柄が始まりとされる江戸小紋、江戸中期以降に町人や女性の着物として流行し、遠目には無地に見え、近づくと卓越した職人技を物語る繊細で優美な柄が現れる一色染のお着物。格調ある柄から江戸っ子の粋なユーモアが凝縮された遊び心ある柄もあり、その趣味深さは今も昔の私たちの心を掴みます。



撮影のため一度着付けただけの“真新しい”一枚。



長身さん必見のトールサイズ、ミシン製とは一味違う“手縫仕立て”ならではの馴染みの良さ、肌当たりのやわらかい“正絹”素材の心地よい抱擁も待機。お座りになられる時など生地質のよれ、下にお召になられましたものの透けをカバー、お着物を長持ちさせ、後姿にも抜かりない演出をする“居敷当付き”。



ちなみに...。

極小さな正方形を縦横に並べて「縦にも横にも筋を通す」と言う意味を持つ“角通し”。角通しは中の模様が正方形ですが、ご覧のように丸通しは中の模様が丸です。



“近づけば近づくほど、知れば知るほど虜となる粋な魅力”、夏の楽しみとしていかがでしょう？





採寸表

身丈 ： 171cm（肩から）

裄　 ： 68.5cm

肩巾 ： 34cm

袖巾 ： 34.5cm

袖丈 ： 49.5cm

前巾 ： 24.5cm

後巾 ： 30cm

素材 ： 正絹(単衣)

折代 ： 身丈(内揚げ 前6cm・後9cm)　裄(身頃側：0.5cm・袖側：1cm)　袖丈(4.5cm)



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