これは田植えが手植えの時代のものです。田植え機が導入されてから、農業倉庫の梁にロープで吊るされていました。３台ありましたが、そのなか最もコンパクトなものです。最大のは引き取りで買ってくれる方にお譲りし、損傷の多いもう1台も併せて引き取っていただきました。
最近は和紙を貼って古民家レストランなどで行燈として利用されるのを見かけます。おそらく５０年以上前に製作されたものです。
埃をかぶっていたので、水路に運び、流水に浸し洗車ブラシで洗いました。ブラシの掛けわすれた箇所があって一部白く埃が残っています。黒く塗装されていましたが、洗車ブラシで水洗いしたら生地が露出してしまいました。もう一度、水道水をかけてたわしで洗えば、もっときれいになると思います。
片方の端の井桁に組まれた桟の一つが脱落しています。
寸法は巻き尺をあてて代表的な辺を測りました。長さは227ｃｍ、幅44.2ｃｍ（端部の井桁に組んだ部分の棒の方向で測りました。井桁の対角線方向だと47.2ｃｍです。）ありました。なお、田植え枠型の一つを測ってみたら18ｃｍ✕24ｃｍでした。

購入される場合は輸送方法の相談をしたいのであらかじめコメントください。