ふくれ織りの有栖川柄の小紋です。

ふくれ織りは、凹凸のある模様を織り出した織物で、織柄が表面に盛り上がっているのが特徴のジャガード織りの一種です。
シワになりにくく、目立たないので重宝します。

有栖川とは、廃絶した宮家が所有していた名物裂に由来するといわれている柄です。
有栖川裂は数十種類あり、鈍い色合いの多色使いが特徴です。
七曜が入った三角形、四角形などで構成された変り襷の中に鹿・鳥、馬・龍を配置した独特の幾何学文様です。異国風の趣があり、古典的でありながら現代に通じるデザインです。

大変手間のかかった、上質な逸品だと思います。
部分的に仕付糸がついたままの未使用品です。


先日受けた、パーソナルカラー診断に基づき着物や帯を整理中です。


身丈 151cm（肩から）
裄丈 63cm
袖丈 45cm　縫込み 5cm
袖幅 33cm
前幅 24cm
後幅 29cm

着物縫いこみ
内揚げ 0cm

裄　袖側 約 3cm　身頃側 約 6.5cm


写真のように左の襟先の裏地にあくがありますが、隠れる部分ですので、気にならないと思います。
その他、特に目立ったシミ汚れなどもなくよい状態だと思います。


配送は写真のように小さく畳んでお届けします。


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