フランスのアンティークジュエリーショップで購入しました。
フックを耳たぶの後ろから前に通してモチーフのホールに装着するドルムーズタイプのピアスです。

フランスのドーフィネ地方やオーベルニュ地方で作られていた“briquets”と呼ばれる特徴的な形です。(briquetsとは昔火おこしに使われた道具の名前だそうです。)
18世紀の“poissarde”(魚売の女という意味)というピアスから進化した形で、フランスの文化とファッションを垣間見ることができます。
この形状のピアスですが、アンティークピアスの中でも数が圧倒的に少なく、状態良いものは少ないです。お探しの方はぜひ。
ピアス下部には動きに合わせて揺れる球状の装飾が付いており(空気穴が空いております。)、表面には繊細なミルグレインが施された立体的な葡萄のモチーフが施されております。やや変形ございます。

地金:18k(かなり薄れていますが、フランス18k以上を示すホースヘッドの刻印が入っています)
※馬の頭の刻印は、フランスで1838年から1919年までの間にしか用いられなかった刻印のため、これが押されたジュエリーは非常に希少です。
年代1880年ごろ

※ピアスのみの出品です。鑑定書、箱等はつきません。

※私自身数回着用しており、着用に問題ありませんでしたが、金具の緩い硬いなどは個人の主観になります。またかなり古いものですので歪みや変色ございます。
完璧なお品ではないですので、状態の詳細はお写真ご確認下さい。気になる方はご購入お控えください。

※ ドルムーズタイプはスリーパーピアス(眠る時もつけていられるピアス)とも呼ばれるほとても快適なピアスですが、慣れるまでは着用が少し難しく、耳たぶを通した後ピアスのキャッチ部分に引っ掛ける時にずれてしまい、うまく引っ掛からないことがあります。
ずれた方向に力を入れてしまったり、外す際も力を入れすぎると変形や破損原因になりますので、お取り扱いお気をつけください。
気になる部分がございましたらお気軽にコメントください。

他にもアンティークジュエリー出品中です。よろしければご覧ください。
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