線引き書き込みありません。

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「Grassroots Globalization Reforestation and Cultural Revitalization in the Philippine Cordilleras」

SHIMIZU Hiromu

定価: ￥ 5500

急速に進むグローバリゼーションは、世界中の先住民族に影響を与える。本書は、世界遺産の棚田で有名な辺境の村を長期にわたって調査し、人々が積極的にグローバリゼーションに立ち向かっている様子を描きながら、グローバリゼーションがフィリピンの辺境の山奥にまで草の根レベルで浸透していることを考察したものである。本書は、スペインによるフィリピン植民地化、イフガオの抵抗運動から、海外渡航する新たな移民労働者の波が、生活世界やグローバル勢力との対決点を母国からアウェーゲームの舞台へと変化させた経験を持つイフガオ州におけるグローバリゼーションを考察している。ロペス・ナウヤック率いるハパオ村とその森林再生・文化復興運動、世界的映画監督キドラット・タヒミックの活動、ナウヤックのインスピレーションと戦略的本質主義による本物のフィリピン人としての再生の試みに注目しながら、グローバル化の周辺から考察し、グローバル化の現代において私たちが深くつながっていることを明らかにする。



本書の日本語原著は、2017年に日本で最も権威のある学術出版賞「日本学士院賞」を受賞しました。文化人類学者に授与されたのは初めてです。また、本書は2016年に第11回日本文化人類学会賞を受賞している。



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