最晩年のスクロヴァチェフスキが残したライヴ！

ブルックナー：交響曲第３番
スクロヴァチェフスキ＆ロンドン・フィル

高齢を感じさせない世界的な活躍で人々を驚かせるスクロヴァチェフスキが、今度はロンドン・フィルを指揮した交響曲第3番をリリース。
演奏時間を見る限りでは、1996年、18年前のザールブリュッケン盤に較べて第1楽章が1分以上遅くなり、以下の楽章はそれほど変わらないというテンポ設定がおこなわれているという印象で、これは近年、スクロヴァチェフスキが実演でこの曲を指揮する際のテンポ設定にも共通するもののようです。
ヴァージョン選択は今回も第3稿のノヴァーク版で、ブルックナーが晩年に手を加えてスケールアップし、完成度の高さを示した音楽様式には、今回のスタイルの方がふさわしいようにも思います。（ＨＭＶ）

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 WAB103 [56:35]

第1楽章　Sehr langsam,mistrioso [20:18]
第2楽章　Adagio. Bewegt. quasi Andante [15:20]
第3楽章　Scherzo. Ziemlich schnell-Trio-Scherzo [7:25]
第4楽章　Finale. Allegro [13:32]

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ（指揮）

録音時期：2014年3月14日
録音場所：ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ）