遊星的思考へ　コスタス・アクセロス　高橋允昭訳（白水社）函入り　クロス装　525頁　人間の科学叢書（1975年刊）とフランス語版原書の計2冊



ー著者アクセロスは1924年アテネ生れの思想家

ー「世界の歴史」と「思考の歴史」の内部から

　「人間の力と弱さ」を見ること、それが遊星　　　　

　的思考である

ー『思考するのは、ただ人間のみである。

　しかし、思考は人間を思考する。世界が

　なければ、人間は彼があるところのもの

　ではないであろうし、世界は人間によって、

　そして人間＜にとって＞しか世界ではない

　・・・』（遊星的思考への序論より）

ージャック・デリダによる「形而上学の

　脱構築」の先駆をなす論集



＜目　次＞

・伝統について

・なぜわれわれはソクラテス以前の思想家

　 たちを研究するのか

・ロゴス　弁証法を創始したもの

・生きもの、運動、そして記録

・パスカルにおける、全体についての断片的

　 思考

・ランボーと遊星的世界の詩


・マルクスに関する十一のテーゼ

・マルクス主義の哲学なるものは存在するか

・ハイデッガーと哲学の問題


 ・二十世紀の「医学神話」

・人間の分析家フロイト

・エロス的彷徨

・遊星的政治



◎原書：KOSTAS AXELOS

"VERS LA PENSEE PLANETAIRE"

(LES EDITIONS DE MINUIT 1970)

本訳書の底本となった仏語原書（335頁）





#デリダ#形而上学の脱構築

#フランス哲学#フランス現代思想

#ハイデッガー#マルクス





＊初版のため、函とビニールカバー

　には経年による傷みがあります

＊函入り・カバー付きのため、本体

　のヤケはわずかです

＊本文には書き込み等の不具合は一切

　なく、キレイで読みやすい状態です

＊新装版があります（2002年刊）

＊原書は1970年刊行の第2版のため、

　経年による傷み・ヤケはありますが、

　各頁には書き込み等の不具合は全く

　ありません