毒薬の手帖

著：澁澤龍彦

1989年9月18日　12版発行

発行所：河出書房新社

定価：¥460（税込）



自宅保管品なので傷や汚れが有ります。

酸性紙の為、全体が黄ばんでおり、背表紙も日焼けしています。

神経質な方はご遠慮願います。

宜しくお願い致します。



内容説明

殺人というタブーにふれる行為において、殺人者を最も魅了し興奮させた手段は毒を用いること……毒薬には妖しい魅力が満ちている。それは殺す者と殺される者の間に、劇的シチュエーションをもたらす。数ある殺人のなかでも、「毒殺」こそが犯罪の芸術なのだ！毒薬と毒殺事件をめぐる異色のエッセイ集



目次

古代人は知っていた

血みどろのロオマ宮廷

マンドラゴラの幻想

ボルジア家の天才

聖バルテルミイの夜

ふしぎな解毒剤

ブランヴィリエ侯爵夫人

黒ミサと毒薬

毒草園から近代化学へ

砒素に関する学者の論争

（１）ナネッテ・シェーンレーベン事件

（２）オルラムンデ伯爵夫人事件

（３）メルシェ事件

（４）ラファルジュ夫人事件

（５）ラコスト夫人事件

さまざま毒殺事件

（６）エレーヌ・ジェガード事件

（７）ヴァン・デン・リンデン事件

（８）薬剤師ダンヴァルの事件

（９）時計師ベルの事件

（10）プラスラン公の自殺

巧妙な医者の犯罪

集団殺戮の時代

文庫版あとがき



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