英国アンティーク　Bible 1847年頃　天金加工

ウィンザー城に近い、名門校のあるEton ハイストリートの骨董屋さんで見つけました。
表紙の見開きに « 愛する夫へのギフト1849年11月6日»と書かれています。

ページをめくると、しおりに使ったと思われる木の葉や薔薇の花びらがはさまれています。買った時は、インコのグリーンの綺麗な羽も入っていましたが、よく探せばまだあるかもしれません。

金具は金メッキで、200年前のものですが、まだゴールドの輝きがあります。天金加工されている本の上下、サイドもゴールドの輝きが失われていません。

骨董屋さんの話では、これはおそらく貴族の夫人が夫のために特注で作ったものでしょうとのことです。故にこの凝った豪華な装丁のバイブルは、ほぼ唯一無二のもののようです。本の留め具も，引っ掛けるようになっていて、驚くほど細美に渡り凝っています。
鍵付きショーケースに，宝石のようにディスプレイしてあったものです。

表表紙が写真のように、とれかけていますが、これも200年前のものですので本の歴史に感じられます。

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