「川喜田半泥子物語　その芸術的生涯」

朝日新聞社



#川喜田半泥子 #廣永窯 #仙鶴窯



あべのハルカス美術館での展覧会図録。

やや使用感があります。写真にてご確認ください。



自由奔放、物事にこだわらない、ただひたすら陶芸を楽しむ。一度挽いたものは、後から直さないのを信条とし、歪みも何も自然にできたものは「良し」とする。欠点を全面に出してそれをいいところとする。生涯アマチュアであることにこだわり、権勢に媚びるための手段でも、生活の糧を得るための手段でもあるべきではないとし、作品は一点も売らなかった。川喜田半泥子(かわきた はんでいし)は、実業家としては、河芸銀行、一志銀行、三重共同貯蓄銀行、百五銀行各頭取等を務めた人物で、企業の要職を務める傍ら、その多忙な日常の中で、書画、茶の湯、俳句、写真など、多彩な芸術的才能を発揮しました。多くの人を魅了し、「東の魯山人・西の半泥子」「昭和の光悦」などと称され、近代陶芸界に大きな足跡を残し、その作品は、趣味の域を超え、高い評価を受けています。