糖尿病が進行してしまうと、５年生存率はわずか５０％！　実は、がんよりも怖い病気なのです。 　糖尿病進行→血管ボロボロ→プラークが飛んで→脳梗塞→寝たきり状態へ 　こんな悲惨なコースをたどらないために、私が実践して劇的効果を上げた「３つの習慣」を今すぐ実行してください。 　私は医師でありながら、高血圧、高脂血症、白内障、網膜症、神経麻痺、足の知覚麻痺、歯周病、無呼吸症候群など、数多くの合併症を併発した史上最悪の患者です。生命の危機を感じた私は総力戦を決意、半年で体重１２２キロを４２キロ減らし、ＨｂＡ１ｃを１１％から４・５％へ下げることに成功し、危機を脱しました。今は食事の最初の１０分間は約３５０グラムの野菜だけを食べる「食前野菜療法」と「体重と血圧を毎朝計る」という３つの習慣を実践して、糖尿病を安定的にコントロールしています。　　　私たちが闘っている糖尿病という病気、そしてベースに横たわる動脈硬化というバケモノ。この闘いの相手は、姿も、気配も、痛みもなく、私たちや子供たちをいつのまにか虜にして、ボロボロにします。まるで幽霊を相手にするような、先の見えない闘いです。 　でも、一つはっきりさせておかなければなりません。いま、人類はこの大きな闘いのさなかにあります。これは、総力戦です。全面戦争なのです。

光文社刊 1400円＋税