ポール・ヴァレリー『精神の危機 他十五篇』(恒川邦夫＝訳、岩波書店、岩波文庫、2010)2010

カバーヤケ少・スレ・キズ・ヨゴレ少、背表紙上部ヨレ少(画像4枚目参照)／本体小口ヤケ少・キズ(底／画像7,8枚目参照)・ヨゴレ

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第一次世界大戦後、「精神の危機」を書いたポール・ヴァレリーは、西欧の没落に警鐘を鳴らし、人間における〈精神〉の意味を根本的に問い直した。先端技術の開発にしのぎをけずり、グローバル化する市場経済の盲点を逸早く洞察し、「歴史」の見方に改変を迫った数々の論考は、21世紀の現代に通じる示唆に富んでいる。（表紙より）