岩波講座現代思想 8,9 批判理論　テクストと解釈　二冊　岩波書店

2冊ともカバー細かいスレキズ背やけ三方とくに天に薄汚れ小シミあります。本文良好
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編集委員

新田義弘
丸山圭三郎
子安宣邦
三島憲一
丸山高司
佐々木力
村田純一
野家啓一

人類史上かつてないほどの激動を体験した20世紀は，人間の知的活動が最も活発に展開された時代でもあった．しかし今日その知的成果にも翳りが見え始め，人類に不安をもたらしている．この20世紀を思想史的に再考するため，現代思想のパラダイムを構成している言語・無意識・構造・システム・情報など主要な問題群を照射する．


8巻
批判理論

一　批判理論の成立

1初期批判理論と精神分析 1930年前後の社会研究所における思想的絵模様

2批判理論と知の可能性 ホルクハイマーと全体性の放棄 本前利秋

二　批判理論の展開

3弁証法と歴史的瞬間 ペンヤミンの仕事 三島恵一

4アドルノと美的モデルネ 弁証法化された「アウラの喪失」 上利博規

5不純理性批判

フーコーとフランクフルト学派 トーマス・マッカーシー

6対話の理論と合理性の基礎 中野敏男

三　批判の可能性

7批判と反省

理論的反省の実践的限界とハーバーマス 水谷雅彦

8 システム論との対話 藤澤賢一郎

9近代のもうひとつの哲学的ディスクルス ハーパーマスのデリダ批判によせて エーバーハルト・シャイフェレ


9巻
テクストと解釈

一解釈の理論

1解釈のテロス 中岡成文

2解釈学的循環 竹田純郎

3解釈の歴史性 伊藤徹

4意味への懐疑 三島憲一

二　テクストの理論

5 テクストに物語を読む 物語記号論・チンパンジー・魯迅 北岡誠司

6遅れて来た近代 作品・作者・読者 佐々木健一

7解釈の客観的妥当性と歴史性 塚本正明

8記憶されえぬもの語りえぬもの 歴史と物語をめぐって 高橋哲哉

三　テクストと解釈

9 テクストと隠れた次元 ヘルマン・オームス

10 古典の新解釈

ニュッサのグレゴリオスによる アレーゴリアとアコルーティア解釈法
宮本久雄

11 日常のコンテクスト 品川哲彦