東京の西の端、秋川のV字渓谷で、
屈強な山男たちが切り出したヒノキ丸太は、
多摩木材センターで市にかけられ、
製材所に運ばれて、皮を剥かれ、大きな板に挽かれます。

それから天然乾燥場でしばらく寝かされた後、
また運ばれて、今度は角材に小割りされ、
その次に東京都森林組合の加工所に移ってモルダー加工されて、
やっと面取りのあるきれいな角材になります。

その角材を使って、とある大きめな製品が作られるのですが、
その過程で短い材料が出てきます。
短い材料はそこでの製品には合いませんが、
これも多くの人手と労力を経てできた大切なヒノキの木材です。
お好きな方に使っていただかないと、勿体ない。

そこで、
多摩産の天然ヒノキ、いろいろ端材のお楽しみセットを作りました。
短い角材のほか、いろいろな形の端材を、見繕って詰め込みました。



角材の大きさは、

断面が約42mm×42mmのものを中心に、約42mm×60mmほか。
断面寸法は、乾燥のため少し小さくなっているかも知れません。

長さはいろいろです。

角材の角は面取りしています。


節がないもの、あるものミックスです。

巨大な節は、脂分が多くて良い香りを発します。

この部分だけ切り取っても面白いかも知れません。


また、角材以外に丸棒も混ぜています。


のこぎりカスがついたままですので、使い方によってサンドペーパーで仕上げてください。



大きさ290mm×210mm×高さ240mmの段ボール箱に四段ぎっしり入って、

一箱の重さは、約6.2kg。