幻想的な癒しを運ぶ海の宝石がここにも...。



黒が開く夜のしじまを幻想的に彩る何か。あの海の宝石ともいわれる夜光虫を想像させるその姿を追いかければ、目にも美しく涼し気な透け感に躍動を浮かべるしじまと共に独特の味で浮き立つ細やかな細やかな水玉を飛沫のように操り、目にする者に幻想的な癒しを運び、視線と心を鷲掴む、紋紗“印伝”夏着物正絹仕付け糸付小紋でございます。



鹿革に漆で模様を巧みに融合させ彩る“印伝”。

鹿皮の柔らかな感触が人肌に最も近いとされ、軽く丈夫なことから古くよりその風合いが好まれてきました。馬具、胴巻、武具や甲冑の部材、巾着や銭入れに用いられ、皮の加工技術が進んだ奈良時代には、燻べ技法で文庫箱（東大寺蔵・国宝）が残されている。印伝の魅力を育んできた伝統の技を着物に活かした独特の和の美は、必見...。



撮影のため一度着付けた“あなただけに開かれる”真新しい一品。



下にお召になられましたものの透けをカバー、直接、着物への汗などの汚れを付きにくくし、お尻あたりの背縫いの縫い目や布にかかる力を軽減、後姿も美しく見せる居敷当付き。



ミシン製とは一味違う“手縫仕立て”ならではの馴染みの良さ、肌当たりのやわらかい“正絹”素材の心地よい抱擁も魅力的。



～紗～

二本の経糸で緯糸一本ずつをからめて織り上げたシンプルなもじり織で、絽以上に透け感がある“紗”。こちらのように織り柄のある紋紗、紬糸を使った紗紬などがあります。7月、8月の盛夏はもちろん、白襦袢ではなく色襦袢を重ねて透け感をなくして悪戯な気温の変化を見せる6月、9月の単衣の季節にも着られます。



“涼を打つ夜のしじまに幻想的な癒しを運ぶ伝統の技”、じっくりとご堪能ください。





採寸表

身丈 ： 163cm（肩から）

裄　 ： 69cm

肩巾 ： 33.5cm

袖巾 ： 35.5cm

袖丈 ： 48cm

前巾 ： 24cm

後巾 ： 28.5cm

素材 ： 正絹(単衣)

折代 ： 身丈(内揚げ 前7.5cm・後9.5cm)　裄(身頃側：0.5cm・袖側：1cm)　袖丈(5cm)



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