ERIC CLAPTON - ZENITH(2CD)
Live at Royal Albert Hall, London, UK 17th February 1991 STEREO SBD(UPGRADE)

エリック・クラプトンがイギリスの興行記録を塗り替え、前人未到の24日間連続公演を行なった1991年のロイヤル・アルバート・ホール公演から、２月17日の極上ステレオ・サウンドボード・ソースを完全収録したプレス２CDです。この公演には既発盤で海外製の「Play With Fire」、日本製の「Play With Fire Revisited」というタイトルがありますが、本盤は同じサウンドボード・ソースながら、それらとは異なるマスターを使用して制作されています。実はこの音源、元々はイギリスBBCラジオで当時放送されたエアチェック音源がマスターだったのです。既発盤は、同じソースを使用しながら、イントロや曲間に挿入されていたDJのMCをことごとくカットし、音を繋げた編集盤だったのです。今回、近年出現したエアチェック・マスターを使用し、オリジナルどおりの形でのCD化を実現しました。そのため、イントロ、曲間のDJのMCはそのまま残しています。と言いますのも、このMCのバックには、本公演のライブ音源がそのまま流されていたからです。曲間のため曲は演奏されていませんが、オーディエンスの盛り上がる様子、ざわめき、歓声などがそのまま収録されています。さらに何と言ってもご確認いただきたいのが、ハイレベルなマスタリングによりグレードアップした音質です。超高音域をプラス方向で補整し、既発盤よりもダイナミックレンジが拡大された上に、半音の約45%も高かったピッチも修正されています。さらに、既発盤で顕著だった「Badge」冒頭部の高音発信音が軽減されて目立たなくなっていますし、「Can't Find My Way Home」の6:49 テープチェンジ部分、「Wonderful Tonight」の9:25 テープチェンジ部分、「Sunshine Of Your Love」の11:30 テープチェンジ部分も自然な感じでクロスフェード処理が施されています。これだけの丁寧なメンディングとマスタリングによる音質改善と向上には目を見張るものがあります。既発盤をお持ちの方にもお奨めしたい決定版が本盤です！